しみじみ思い出話。

自分がインターネットを始めた時はサイト作るスキルを持つ人も少なくて、ビルダーみたいなものももの凄く簡単なソフト(無駄にタグを生成するので当時のテレホタイムでは重くてかわんかった)しかない状態、CGIを自由に動かせる鯖もそんなになくて、みたいな状態だったからか、一つのサイトに人が集まってチャットでわいわいやってたような気がするですよ。そのうちHTMLが大学のレポート書くのに使ってたLaTeXとほぼ同じ考え方で作られていることを知って、これなら自分でも作れるかな、と思って始めたのが始まりのような。
当時はそんなにファンサイト自体なかったから、とあるサイトにみんなが集まってきて、そこに寄稿して載せてもらう、というのが主流だったような気がする。それからマイクロソフトがふろんとぺーじとかいうのを無料で付け始めてから、みんなが個人でサイトを持つようになっていったような。まだCSSの概念が出来た頃じゃないかなぁ。自分、初めて日本語で書かれたCSSの解説書持ってるけど、最初何を書いてあるのか分からなかったくらい画期的だと思ったような。
幻水の赤青をやってたころから週一更新を始めたんだけど、この頃は同人者がよく陥る感想乞食になってた。どんなに書いても感想貰えない、カウンタ回らない。実際は比べる相手が悪かっただけでけっこう人は来てたし常連さんもいたんだけど、なんかぐるぐるなってきてお話書いててもつまらなくなってきたんですな。で、こりゃいかん、と思って頭を冷やすつもりで期限を授けずにサイトの中を綺麗に消して休止宣言してみたり。
暫くぼんやりしてたんだけど、やっぱりお話書きたい。別に読んで貰わなくてもいいから妄想吐き出したい。その当時は爆発的に個人サイトが増えてきてたから、その星の数の中から自分のサイトにたどり着いてそれで尚通ってくれる人なんてぶっちゃけ1%いても凄いんじゃね? みたいな開き直りというか、感想乞食から脱却したというか、まぁ感想貰うより自分の萌えを消化した方がいいって結論に至って、三ヶ月後くらい復活。ついでに改装もしたり。
それからはもう自分の好きなようにやってきたなーとか。一応見られることは意識して構築してるけど、自分のやりたいジャンル、やりたいネタをガンガン出していってるです。


ぶっちゃけ、カウンタ回してたり解析に残ったりはクロールしている検索ロボットやスパムロボットだってやるわけですよ。偶に日本語が分からないであろう海外の人だって迷い込んでくることもあるわけです。たまたま間違ってクリックしたり、なんとなく通りかかった人もいるし、気にはなってるけど褒める程の作品じゃねーよなーと思ってる人もいたり、逆に悪いこと考えてやってくる人もいるわけです。
いちいち訪問者気にしてたら身が持たないっしょ。


何の為にサイトをやってるのかは人それぞれだと思うけど。自分じゃない他人に何かを望んで応えてもらえるかっつーと、そんな面倒は余程のことがないとしないでしょ。


と、まぁ、長文になったけど、自分の継続の原動力は結局自分自身の萌えでしかないんだなぁ。